
高タンパクで低カロリー、栄養豊富の馬肉は、犬の健康に良いといわれています。しかし、馬肉を与えて、アレルギーが出ないか? お腹を壊さないか? など不安も声を聞いたことがある人も多いはず。馬肉の安全性について紹介します。
犬は肉類の消化が得意
犬は元々は肉食の生き物です。犬が肉食の動物だということは、犬の歯や腸の長さからも判断できます。犬の腸が短いのは、肉類が腸内で腐敗しやすく、栄養素を短時間で吸収し不要なものを体外に排出させるためです。
肉食の犬には、動物性たんぱく質が多く含まれているものをあげるのがおすすめ。犬はお肉の消化が得意なんです。反対に、炭水化物は消化しにくいので、穀物の与えすぎには注意しましょう。
犬が食べる定番のお肉は、チキンやビーフです。馬肉をあげるということに慣れていないと心配になるかもしれませんが、肉食である犬には馬肉を与えても問題はありません。また、生の食材は食物酵素が豊富に含まれ、犬の健康にも良いとされています。

馬肉は安全、といわれても慣れていない人にとっては不安かもしれません。馬肉の安全性について解説しましょう。
馬肉が初めての犬は少量からスタート
馬肉は安全で栄養バランスが良い、と言われても初めてあげるときなどは心配になるものです。中には体質から受け付けない場合もあります。馬肉が初めての場合は、まずは少量からスタートさせることが大切です。栄養バランスが良く健康にいいからといって、大量にあげるのは避けましょう。
最初は少量から始め、吐いたり、お腹をこわしたりしなければ、徐々に量を増やしていきます。目安としては1~4週間かけて、ゆっくりと移行するのが良いです。もし、犬がお腹を下したりした場合は、一旦量を減らすなどして無理なく移行するようにしましょう。
また、生の馬肉は冷凍の状態で送られてくることがほとんど。解凍したものは早めに食べきるほうが良いので、食べさせる分だけ解凍して食べさせるようにしましょう。
馬肉だけだと栄養が偏ってしまうので、普段の食事にトッピングするのが一般的。馬肉は犬におすすめですが、アレルギーを起こしたり、体に合わない場合もあります。犬の体調や体質を考え、あげるようにしましょう。
馬肉は低アレルギーで寄生虫の問題もほとんどない、安全な食材です。また、馬肉を使った商品も販売されています。馬肉だけでなく犬に必要な栄養満点の食材が使われているので、栄養が偏ることもありません。
愛犬に馬肉をあげようと思っている方はこだわって作られているものを選んでみてはいかがでしょうか。