
食べすぎや去勢・避妊手術などで愛犬が太ってしまった……。愛犬のダイエットに悩む飼い主さんが多くいます。犬のダイエットや体重管理には、食事制限と適度な運動をバランスよく取り入れることが大切です。
愛犬のダイエットのための食事管理のポイント

犬の給餌量、カロリーの摂取量を見直す
犬の毎日の給餌量、カロリーの摂取量を見直しましょう。犬が太る原因は、カロリーの摂取量が消費量を上回ってしまうことにあります。
犬が食事やおやつを食べすぎている場合は、量を減らして体重を管理します。 目分量で与えている場合、愛犬の年齢や犬種に対して多すぎる可能性があります。ライフステージに応じて適切な給餌量にすると、摂取カロリーも減るので、体重の自然な減少が期待できます。
ただし、愛犬に減量が必要だったとしても、給餌量を急激に減らさないようにしましょう。栄養不足に陥ったり、皮膚や消化器官に負担がかかったりするためです。
また、給餌量が減ることで犬がストレスを感じ、空腹で吠えることが増えることなどもあります。健康的なダイエットのため、かかりつけの獣医師に相談しながら食事の量を調整しましょう。
愛犬にストレスを与えないように食事量を管理するには、1日分の給餌量を減らしたうえで、給餌回数を増やすことが有効です。 食事の間隔を短くすることで、空腹を感じにくくなります。
また、早食い防止食器を使い、愛犬がゆっくりご飯を食べられるようにすると、満腹感を得やすくなります。
体重管理用フードに切り替える
体重管理用、減量向けなどのフードに切り替える方法もあります。体重管理用フードは、一般的な食事よりもカロリーを抑えて栄養バランスに配慮したつくりになっています。
低カロリーであれば、従来の給餌量を変えずにダイエットを行うことができます。パッケージに「肥満犬用」「減量用」と記載がある商品を検討してみましょう。
犬用ダイエットフード商品一覧
犬用ダイエットフードの商品一覧です。
馬肉ワンダフルシリーズ
単品価格 | 1袋 550 円(税込) |
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内容量 | 1袋 80g |
原材料 | 馬肉 |
対象年齢 | 生後3週間ごろから給餌いただけます。離乳食が食べられる時期が目安です。 |
馬肉ヘルシーふりかけ
単品価格 | 1袋 1,380 円(税込) |
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定期価格 | 10袋 11,520 円(税込) |
内容量 | 1袋 50g |
原材料 | 馬肉 |
対象年齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
栄養成分 | 粗タンパク質 60%以上 粗脂肪 5%以上 粗繊維 1.0%以下 粗灰分 3.0%以下 水分 20%以下 |
馬肉かみかみガム
単品価格 | 1袋 980 円(税込) |
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内容量 | 1袋 25g |
原材料 | 馬ホルモン |
対象年齢 | 永久歯が生え揃った生後6カ月以上から給餌いただけます。 |
栄養成分 | 粗タンパク質86%以上 粗灰分5%以下 粗脂肪9%以下 水分11%以下 粗繊維0.2%以下 代謝エネルギー(ME) 338kcl/100g |
わんこの献立フレッシュ
単品価格 | 4トレー:5,280 円(税込) 8トレー:9,980 円(税込) |
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定期価格 | 4トレー:4,980 円(税込) 8トレー:8,980 円(税込) |
内容量 | 1トレーあたり 210g |
原材料 | 馬肉、トマト、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、牡蠣、さつまいも、煮干し、あまのり、ほしのり、ごま、ローズマリー、鰹節 |
対象年齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
栄養成分 |
粗タンパク質14%以上 粗灰分1.8%以下 粗脂肪3.1%以下 水分71.1%以下 粗繊維4.2%以下 代謝エネルギー(ME) 122kcl/100g |
馬肉芳醇づくり
単品価格 | 1袋 490 円(税込) |
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定期価格 | 1袋 3,960 円(税込) |
内容量 | 1袋 80g |
原材料 | 馬肉・鶏肉・玄米・大麦・黒豆・きなこ・かつお粉・米ぬか・馬油・おから・はと麦・たまご・わかめ・小松菜・昆布・ビール酵母・卵殻カルシウム |
対象年齢 | 生後8~10か月ごろから給餌いただけます。 |
栄養成分 | 粗タンパク質 20.9%以上 粗脂肪 11.1%以上 粗繊維 4.0%以下 粗灰分 1.7%以下 水分 28.0%以下 代謝エネルギー(ME) 308kcl/100g |
馬肉アキレスジャーキー
単品価格 | 1袋 980 円(税込) |
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内容量 | 1袋 35g |
原材料 | 馬のアキレス腱 |
対象年齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
栄養成分 | 粗タンパク質80%以上 粗灰分1.5%以下 粗脂肪1.5%以下 水分15%以下 粗繊維1%以下 代謝エネルギー(ME) 349kcl/100g |
馬肉アキレスジャーキーBIG
単品価格 | 1袋 3,280 円(税込) |
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内容量 | 1袋 120g |
原材料 | 馬のアキレス腱 |
対象年齢 | 永久歯が生え揃った生後6カ月以上から給餌いただけます。 |
栄養成分 | 粗タンパク質80%以上 粗灰分1.5%以下 粗脂肪1.5%以下 水分15%以下 粗繊維1%以下 代謝エネルギー(ME) 349kcl/100g |
ダイエットに向けた犬の食事の選び方
低脂質の食事でカロリーを抑える
カロリーの取りすぎを抑えるため、低脂肪の食事を選びましょう。脂質は、炭水化物やたんぱく質よりカロリーが多いため、脂質量は12%以下を目安にしてください。
またカロリーが低いだけでなく、愛犬の健康維持に必要なビタミンやミネラルなどの栄養を十分に摂取できる食事を選ぶことも大切です。
グレインフリー(穀物不使用)で糖質の蓄積を抑える
ダイエットには、穀物(小麦、とうもろこし、米など)を使っていないグレインフリーの食事もおすすめです。穀物の主な栄養素は糖質であり、エネルギーとして使われなかった糖質は脂質として蓄積されます。
ただし、グレインフリーでも糖質を多く含むイモを使っているフードもあります。穀物不使用だからといって、必ずしも糖質が抑えられるとは限らないため、原材料を確認してグレインフリーの食事を選ぶようにしましょう。
満腹感を得やすいウェットタイプを選ぶ
愛犬が満腹感を得やすくするには、ウェットタイプを選ぶこともポイントです。ウェットタイプには水分量が75%程度ほど含まれているため、食事量に対し低カロリーです。
そのためドライタイプの量を減らし、その分ウェットタイプを混ぜると腹持ちが良くなり、犬がストレスを感じにくくなります。
ダイエット中の犬の食事で気を付けること
食事は徐々に切り替えて体重管理用に慣れさせる
いつも食べている食事から体重管理用や減量向けのフードに切り替えると、慣れない香りや味のせいで、食べてくれないことがあります。
この場合、通常の食事に少しずつ体重管理用のフードを混ぜて、徐々に食事を切り替えるようにしましょう。 それでも食事を食べない場合は、硬さや大きさが合っていない可能性もあるので、フードを試すなどの対策を考えましょう。
目標体重になっても急に食事の種類や量を変えない
食事管理で愛犬の体重が目標の体重に達しても、急に食事をかえずにカロリー管理を続けましょう。
たとえば、ダイエット前の食事量に戻してしまうとリバウンドする可能性があるためです。そのため、しばらくは減量用フードや水分量が多いウェットフードなどの食事をメインに与えましょう。
ほかにもおやつの制限や早食い防止の習慣もキープすることも大切です。
犬に合わせた運動をさせよう

愛犬のダイエットや体重管理には、食事制限だけでなく、運動も大切です。愛犬のダイエットや体重管理には、食事制限だけでなく、運動も大切です。
散歩時間や回数を調整する
たくさんの運動量が必要な犬にあまり運動をさせていなかったとしたら、毎日の散歩時間を少し増やしてあげるようにしましょう。
ただし、一度の散歩時間を急激に増やしてしまうと、もともとの運動量が少ない犬にとっては大きな負担になります。ストレスや体調不良の原因になってしまう可能性があるため、無理に長い時間をかけて散歩させるよりは、毎日何回かに分けて散歩に出かけましょう。
飼い主と一緒に遊ぶ
歩以外にも、室内で犬と一緒に遊ぶのも運動になります。例えば、ボールを投げて犬がとってくる遊びは、犬と飼い主が一緒に遊べる定番です。
この運動量だけでも犬にはダイエットになるうえ、さらにはしつけにも役立ちます。犬の足腰に負担がかからないように、室内ならカーペットなどの上、屋外なら草むらなどで行いましょう。
ハイドロセラピー
犬も人間と同じく、水の中で行う運動がダイエットに効果を発揮します。海や川などで泳がせる、ハイドロセラピーと呼ばれるプールや水槽でのエクササイズに取り組むこともダイエットに適しています。水の浮力によって体をくまなく動かせますし、足腰に負担をかけてしまう心配もありません。
ただし、水中での事故を防ぐために海や川では命綱などをつけさせること、ハイドロセラピーはインストラクターの指導のもとに行うことなどを心がけてください。
アジリティ
アジリティとは、犬と飼い主がペアで行う障害物競走のことです。本来であれば、飼い主の指示のもとに犬がさまざまな形の障害をクリアする競技ですが、ダイエット目的の運動としても役立てることができます。
例えば、飼い主が座って伸ばした足を犬がジャンプで越えていけるようにしたり、公園の低い柵などを越えさせたりするといいでしょう。
上記に挙げた運動方法は、犬に好奇心を持たせて楽しくできるものばかりです。そのときそのときで状況が変わる刺激的な遊びやエクササイズを取り入れれば、犬も喜んで運動してくれます。