フローリングの床は滑りやすいため、愛犬が滑って怪我をしないようにする対策が必要です。特に高齢犬や関節の弱い犬では、足を滑らせただけで股関節脱臼や靭帯損傷などの重大な怪我を負うことがあります。
問題を解消するために滑らせないための対策を行い、フローリングの家庭でも愛犬が安心して過ごすことができるようにしましょう。
滑り止めマットの使用
愛犬が活動的に動き回るエリアや、家の入口、ベッドの下、ソファの周りなどへ滑り止めマットを敷くことで、滑りを防ぐことができます。
滑り止めマットはフローリングの滑りやすい表面に対して摩擦を生むため、グリップ力が向上し、愛犬が安定して歩くのを助けてくれます。市販のペット用のものを選ぶか、または裏面が滑りにくい加工のされたラグやカーペットを選んでください。
滑り止めスプレーの利用
ペットショップやホームセンターで購入できる滑り止めスプレーは、フローリングに直接吹きかけることで床の表面の摩擦を増やす防滑コートを作ることができます。
滑り止めスプレーを噴射する時は、空気がこもらないように換気をするようにしましょう。
爪のお手入れ
愛犬の爪が長いとフローリングの床をキャッチしにくくなり、滑りやすくなります。定期的に爪を切って適切な長さを保ち、滑らかなエッジを整えることで、フローリングの上でも安定して歩けるようにしましょう。
肉球のケア
肉球が乾燥して硬くなると、フローリングで滑りやすくなります。そのため肉球を柔らかく保つクリームを定期的に塗ることをお勧めします。
ペット用靴や靴下
ペット専用の靴や滑り止めが付いた靴下を履かせることで、フローリング上でも足元の安定力をアップさせることができます。ただし、愛犬が快適に感じるような商品を選び、慣れさせる時間を十分に取ってください。
家具の配置を見直し
愛犬が無理にスピードを上げて移動することなく、自然とゆっくり歩くように家具を配置すると安全です。特に角を曲がる場所や、家具の間を縫うような狭い通路は、滑りやすく危険なので注意が必要です。
