グレインフリーとは、グレイン(穀物)がフリー(不使用)であること、つまり穀物を使っていないことを意味します。グレインフリーの概念は、主にペットフードの分野で注目されており、犬や猫の食事において穀物を避けるスタイルが一般的です。
グレインフリードッグフード商品一覧
グレインフリードッグフードの商品一覧です。
わんこの献立フレッシュ
単品価格 | 4トレー:5,280 円(税込) 8トレー:9,980 円(税込) |
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定期価格 | 4トレー:4,980 円(税込) 8トレー:8,980 円(税込) |
内容量 | 1トレーあたり 210g |
原材料 | 馬肉、トマト、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、牡蠣、さつまいも、煮干し、あまのり、ほしのり、ごま、ローズマリー、鰹節 |
対象年齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
栄養成分 |
粗タンパク質14%以上 粗灰分1.8%以下 粗脂肪3.1%以下 水分71.1%以下 粗繊維4.2%以下 代謝エネルギー(ME) 122kcl/100g |
グレインフリードッグフードとは
グレインフリードッグフードとは、小麦や大麦、米、とうもろこしといった穀物を使用していない食事のことです。穀物の代わりに肉や魚などの動物性タンパク質、野菜や豆類を主原料にして作られているものが一般的です。
ペット先進国といわれている欧米諸国では、グレインフリードッグフードは既に広く浸透しており、人気の選択肢となっています。
グレインフリーはどうして人気になったのか
飼い主たちの健康意識の高まりや自然食ブームなどが、グレインフードの人気に寄与していると言われています。特に、以下の2つが流行となった大きな考え方です。
犬本来の食性(肉食)への原点回帰
グレインフリーの流行は、犬が本来肉食性の動物であることと関係していると言われています。
犬は野生の祖先であるオオカミと同様に、主に肉を食べる動物として、消化器官は肉や動物性タンパク質を効率的に処理するように進化してきました。犬の食事をできるだけ本来の肉食性に近づけることで、より自然な食事を提供したいと願う飼い主の考えが人気の理由のひとつとして考えられます。
穀物アレルギーへの対応
穀物アレルギーや穀物に対する感受性がある犬は一定数いると言われており、その飼い主たちによってグレインフリーは注目されました。
穀物アレルギーは、犬が特定の穀物成分に対して過敏反応を示す状態です。最も一般的に報告されているアレルゲンには小麦、トウモロコシ、大麦があります。
グレインフリーに切り替えることで、穀物アレルギーの心配がなくなるメリットがあります。
ただし、グレインフリーにはエンドウ豆、レンズ豆、じゃがいもなどの材料が使われていることが多いため、穀物アレルギー以外のアレルギーを持つ犬は注意が必要です。
グレインフリードッグフードのメリット
グレインフリードッグフードが一時的な人気ではなく、今もなお、たくさんの商品が販売されているのは、愛犬にとって多くのメリットがあるためです。
小麦やとうもろこしなどの穀物にアレルギーや食物不耐性のある犬にも安心して与えることができることはもちろん、穀物を使用しない代わりに、不足しがちなたんぱく質を主原料とした商品が多いため、栄養を重視する飼い主に注目されています。
また、動物性たんぱく質は犬にとって消化に良いものとされているため、便秘や下痢などの腸内トラブルの予防にも効果的です。
グレインフリードッグフードを与えるときの注意点
グレインフリードッグフードを与える際には、注意が必要な点もあります。
まず、穀物不使用の食事を食べているだけでは、食物繊維が十分に摂れない可能性があります。穀物由来の食物繊維が摂れないため、代わりに他の食品から食物繊維を補うように調整する必要があります。
そして、食いつきや体調に影響を与える可能性があるため、いきなりグレインフリードッグフードに変えてしまうことは避けた方が良いでしょう。犬の年齢によっては、たんぱく質の多いグレインフリードッグフードを与えることで、腎臓や心臓などに負担をかけてしまったり、肥満の原因となってしまったりすることがあります。また、食いつきに影響する場合もあります。
愛犬の好みに合うか、体質に合うかを見極めるためにも、グレインフリーの商品を選ぶ際には、穀物の代わりに使われている主原料が何か、野菜やフルーツなどの植物性原料も配合されているかなどを細かくチェックし、現在の食事から少しずつ切り替えて愛犬の様子をしっかりと観察し、グレインフリーの食事が適しているかどうかを確認しましょう。
さらに、安価な穀物が使用されておらず、肉や魚などが主原料となる場合、一般的な商品よりも価格が高い傾向にあります。グレインフリーを続けるためには、予算との調整も必要不可欠です。
犬に穀物を与えることは問題ではない
穀物が犬にとって消化しづらいこともありますが、ペットとして飼育されるようになって久しい現在の犬は、肉食ではなく雑食化しています。そのため、穀物の消化吸収も不可能ではなく、決して「犬に穀物を与えてはいけない」ということではありません。
特に、穀物のなかでもグリセミック指数(血糖値の上昇率)の低い大麦や玄米などは、糖の吸収をブロックする食物繊維を含み、腸内環境を整えてくれます。また、穀物は体の調子を整える働きのあるビタミンやミネラルも含んでいます。良質な穀物を適度に摂取することは、犬の健康にとって有利に働く側面もあるのです。