愛犬の毛並みが落ちたり、毛艶が悪くなったりした場合、飼い主は心配になります。
実際、多くの飼い主さんから「どうやったら、フワフワ、ツヤツヤした毛並みに戻るのか」「ドッグフードで本当に毛艶は改善するのか」と質問をいただくことがあります。
毛並みを整えるにはカットも有効ですが、食事を通し体の内側からケアすることが大切です。
毛並みと毛艶を良くする栄養素
毛並みや毛艶は、栄養状態のバロメーターとも言えるため、美しい被毛を保つためには適切な栄養が必要不可欠です。栄養状態が悪くなると、毛が乾燥したり、過度の抜け毛、毛並みが薄くなる、毛玉が形成されたりなど、被毛に悪影響が出てしまいます。
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は、健康な皮膚と被毛のために必要な必須脂肪酸です。
オメガ3脂肪酸は抗炎症作用があり、皮膚の健康を支える一方、オメガ6脂肪酸は皮膚のバリア機能を強化し、被毛の輝きを促進します。
ビタミンA
ビタミンAは皮膚の修復と再生に必要です。
ビタミンAの摂取により再生された皮膚が毛根に栄養を供給することで。強くて丈夫な毛を生産してくれます。
ビタミンE
ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ちます。そのため、外部からのダメージから皮膚を保護することで、健康な被毛が保たれます。
亜鉛
亜鉛は皮膚の修復と細胞の成長に必要なミネラルで、被毛の成長と修復にも重要な役割を果たします。逆に亜鉛不足は皮膚の健康状態悪化や、被毛の質の低下を引き起こすことがあります。
銅
銅はメラニンの合成に不可欠な役割を果たします。メラニンは皮膚や毛の色を決定する天然の色素で、銅が不足すると、犬の毛色が薄くなったり、色素が不均一になったりすることがあります。
また銅はコラーゲンとエラスチンの生成にも影響を与えています。銅を摂取することにより、毛の強く折れにくい状態を保つことができます。
タンパク質源
毛は主にタンパク質から構成されており、その中でもケラチンが大部分を占めます。タンパク質を摂取することで毛の成長と再生が促進され、毛並みが濃く保たれます。
また毛周期を健全に保ち、常に新しい毛が生えることも促します。
タンパク質源の質も重要で、高品質なタンパク質源(肉、魚、卵など)を選ぶことが、毛並みを良くするために推奨されます。
毛並みと毛艶をサポートするドッグフード
毛並みと毛艶をサポートするドッグフードの商品一覧です。
馬肉自然づくり
単品価格 | 1袋 3,480 円(税込) |
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定期価格 | 1袋 2,970 円(税込) |
内容量 | 1kg |
対象ライフステージ | 成犬~シニア犬 |
原材料 | 馬肉、鶏肉、玄米、大麦、黒米、きなこ、かつお粉、米ぬか、馬油、おから、ハト麦、たまご、わかめ、小松菜、昆布、ビール酵母、卵殻カルシウム |
原材料の特性 | 牛肉不使用、乳製品不使用、大豆不使用、小麦不使用 |
栄養成分 | 粗タンパク質 27.0%以上 粗脂肪 11.1%以上 粗繊維 5.2%以下 粗灰分 2.2%以下 水分 7.0%以下 |
エネルギー | 399kcal/100g |
馬肉自然づくりプレミアム
単品価格 | 1袋 3,980 円(税込) |
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定期価格 | 1袋 3,465 円(税込) |
内容量 | 1袋 800g |
原材料 | 馬肉・鹿肉・猪肉・大麦・玄米・鰹節・ビール酵母・甜菜繊維・黒米・馬油・米油・豚レバー・ハト麦・昆布・わかめ・小松菜・貝類未焼成カルシウム |
原材料の特性 | 牛肉不使用、乳製品不使用、大豆不使用、卵不使用、小麦不使用 |
栄養成分 | たんぱく質 24.8% 脂質 7.8% 粗繊維質 1.9% 灰分4.6% 水分10.0% |
エネルギー | 345kcal/100g |
健康いぬ生活フレッシュ
単品価格 | 4トレー:5,280 円(税込) 8トレー:9,980 円(税込) |
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定期価格 | 4トレー:4,980 円(税込) 8トレー:8,980 円(税込) |
フードタイプ | ウェットフード、フレッシュフード、冷凍フード |
内容量 | 1トレーあたり 210g |
月齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
原材料 | 馬肉、トマト、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、さつまいも、ごま、鰹節 |
原材料の特性 | 牛肉不使用、鶏肉不使用、乳製品不使用、大豆不使用、卵不使用、グルテンフリー(小麦不使用)、グレインフリー(穀物不使用) |
栄養成分 |
粗タンパク質14%以上 粗灰分1.8%以下 粗脂肪3.1%以下 水分71.1%以下 粗繊維4.2%以下 |
エネルギー | 122kcal/100g |
被毛の長さ別毛並みや毛艶を良くする方法
被毛の長さは大きく分けて短毛種、長毛種、そしてカーリー(巻き毛)種に分かれており、それぞれの毛の特性に合わせたケアが必要です。
短毛種
週に数回のブラッシングで死んだ毛を取り除き、皮膚の血行を促進します。これにより、自然な油分が毛全体に行き渡り、毛艶が向上します。
また皮膚が乾燥しやすい犬種では、保湿効果のあるシャンプーを選ぶと良いでしょう。
長毛種
長毛種は毎日ブラッシングすることで絡みを防ぎ、毛並みを整えます。特に、もつれやすい部位は丁寧にケアが必要です。定期的なトリミングや適切なカットは、毛の健康を保ち、毛艶を良くするのに役立ちます。
長すぎる毛は皮膚のトラブルの原因にもなり得るため、トリマーに相談すると良いでしょう。
カーリー種(巻き毛)
カーリー毛は特にもつれやすいので、広い歯のコームや専用のブラシを使用して慎重にブラッシングします。ブラッシングは毛を傷めないように優しく行います。
カーリー毛は乾燥しやすいため、入浴の度に保湿効果の高いシャンプーやコンディショナーを使用し、保湿ケアを行うことが重要です。
毛皮のタイプ別毛並みや毛艶を良くする方法
ダブルコート、シングルコートは犬の毛皮のタイプを指す用語で、それぞれ異なる構造と機能を持っています。
ダブルコート
ダブルコートは、アンダーコートとオーバーコートの2つの層から成る毛皮を持っています。
シベリアン・ハスキー、ポメラニアン、チワワ、ゴールデンレトリバーなどが該当します。
内側の層はアンダーコートと呼ばれ、柔らかく短い毛で構成されており体温を保持します。外側の層はオーバーコート(トップコート)で、より長く、硬い毛で構成されており、水や汚れをはじき、紫外線から皮膚を保護します。
自宅でケアする場合は、頻繁なブラッシングが推奨されます。特に抜け毛の季節には毎日のブラッシングが必要になることもあります。アンダーコートラケや脱毛ツールを使用して、抜け毛を効果的に取り除き、絡みを防ぎます。
またオーバーコートが水を弾くため、シャンプーが皮膚に届きにくいことがあります。またシャンプー後は、完全にすすぐことも重要です。
入浴後は、タオルドライの後に強力なペット用ドライヤーを使用して、被毛を完全に乾かす必要があります。もしアンダーコートに湿気が残ると、皮膚問題の原因になるため注意が必要です。
シングルコート
シングルコートは、一層の毛のみで構成されています。
ヨークシャテリア、プードル、マルチーズ、イタリアン・グレーハウンドなどが該当します。
シングルコートはダブルコートに比べて一般に柔らかく、ブラッシングやグルーミングは比較的簡単です。
自宅でケアする場合は、週に数回のブラッシングで毛玉ができるのを防ぐことができます。ブラッシング時には、柔らかいブラシや櫛を使用して、やさしく毛をとかしましょう。
また、シングルコートは皮膚が敏感であることが多いので、自然成分の犬用のシャンプーを使い、過度に洗わないようにします。月に1回から2回の入浴が一般的です。シャワー後は、タオルドライや低温のドライヤーを使用して優しく乾かします。