
大切な愛犬の健康管理ためドッグフードを購入したが、賞味期限内に食べきれずに捨ててしまったという経験をお持ちの方は少なくないでしょう。 そのような場合は、長く保存できる冷凍ドライフードがおすすめです。
冷凍ドッグフードとは
冷凍ドッグフードとは、調理した新鮮な肉や魚、野菜をパウチで小分けにして冷凍保存したもので、フレッシュドッグフードと呼ばれることもあります。
高温加熱処理が不要なので、新鮮な食材の栄養や水分量をそのまま保持でき、愛犬に与えられるというメリットがあります。また、調理後に急速冷凍され食べるタイミングまでは冷凍で保管されるため、酸化防止剤や保存料など添加物の必要がありません。できたてを冷凍することで鮮度と風味が保たれ、愛犬の食いつきもよいとされています。
愛犬の健康を考え、ドッグフードの手作りを検討している方もいるかもしれませんが、愛犬に必要な栄養や与えてはいけない食材を把握しておくことはもちろん、調理自体も手間です。冷凍ドッグフードならば、栄養のバランスの取れたおいしい食事を解凍するだけで愛犬に与えることができます。
メリットばかりに見える冷凍ドッグフードですが、コストが高く、保管場所が必要になるというデメリットもあります。冷凍ドッグフードは一食ずつの小分け包装で冷凍保管され、自宅までもクール便で送られるので、本体価格も配送料も高い傾向にあります。また、自宅でも冷凍保管が必要なので冷凍庫のスペースが必要となります。 メリットとデメリットを考慮したうえで、ご褒美としての冷凍ドッグフードの利用も検討してみてください。
冷凍ドッグフード商品一覧
冷凍ドッグフードの商品一覧です。
馬肉贅沢カップミンチ
単品価格 | 4トレー:2,999 円(税込) |
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定期価格 | 4トレー:3,980 円(税込) 9トレー 5,980 円(税込) |
内容量 | 1トレーあたり 200g |
原材料 | 馬肉 |
対象年齢 | 離乳期を過ぎ、固形の食べ物を食べられる時期以上が目安です。 |
栄養成分 |
粗タンパク質20.1%以上 粗灰分1%以下 粗脂肪2.5%以上 水分76.1%以下 粗繊維0.3%以下 代謝エネルギー(ME) 102kcl/100g |
わんこの献立フレッシュ
単品価格 | 4トレー:5,280 円(税込) 8トレー:9,980 円(税込) |
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定期価格 | 4トレー:4,980 円(税込) 8トレー:8,980 円(税込) |
内容量 | 1トレーあたり 210g |
原材料 | 馬肉、トマト、小松菜、ブロッコリー、カリフラワー、牡蠣、さつまいも、煮干し、あまのり、ほしのり、ごま、ローズマリー、鰹節 |
対象年齢 | 生後4〜6カ月ごろから給餌いただけます。永久歯が生え終わる時期が目安です。 |
栄養成分 |
粗タンパク質14%以上 粗灰分1.8%以下 粗脂肪3.1%以下 水分71.1%以下 粗繊維4.2%以下 代謝エネルギー(ME) 122kcl/100g |
ドッグフードの基本的な冷凍保存法

ドッグフードには主にドライフードとウェットフードがあり、どちらも冷凍保存する事が可能です。 どちらの場合も冷凍する際は、愛犬の食べる量に合わせて一食分ずつ小分けしてラップに包み、さらにジッパーのついた保存袋や密閉容器に入れて冷凍しましょう。
ドライフードを冷凍する場合
ドライフードは、水分含有量が10%以下のため冷暗所で常温保存もできますが、冷凍保存も可能です。冷凍することで、夏場の高温多湿の時期のカビ対策や、酸化対策を防ぐことができます。
ただし、冷蔵保存はNGです。冷蔵室からドッグフードを出し入れする際に温度差が大きくなることで結露しやすく、その湿気がカビの原因になってしまうからです。
またラップに包むときは、ラップの中になるべく空気を入れないようにしましょう。冷凍保存でも空気に触れてしまうと、酸化してしまいます。そのため、空気を抜きながらラップで包むようにしましょう。
ジッパーが付いている袋であれば空気を抜いて密閉状態にします。ラップで包んだだけの状態で冷凍庫にむき出しで入れることは避けましょう。
ウェットフードを冷凍する場合
ウェットフードは、水分含有量が75%程度のドッグフードのことで、缶詰やパウチなどで販売されているものが多く、開封後に一度で食べきらない場合は冷凍保存がオススメです。
また冷凍すれば、少量ずつ複数種類のウェットフードを解凍して、愛犬の体調を考慮して種類や量を調整しながら与えることができます。 フ
フードの水分量が多くラップで包みにくい時などは、離乳食用の冷凍容器を活用することもおすすめです。製氷皿タイプやコンテナタイプなど形状も豊富で、シリコン製のものは解凍する際に取り出しやすく便利です。一個当たりのグラム数をあらかじめ計っておけば、その後は計量する手間も省けます。
離乳食用の冷凍容器は100円ショップなどでも手に入るので、汚れても安価に買い替えることが可能です。
また、冷凍する時は、ドッグフードの開封日をメモするのを忘れないようにしましょう。冷凍庫でも使えるキッチン用マスキングテープは、開封日を記入し保存袋や容器に張り付けておけるので便利です。
なお、水分量が多いウェットフードは分離等の原因になるため、冷凍不可のものもあります。冷凍の可否について、購入の際にパッケージなどで確認するようにしましょう。
冷凍したドッグフードを解凍するときのポイント

ウェットフードの解凍の際には、冷凍庫から冷蔵室へ使用する分だけを移動させて、解凍するのがよいでしょう。冷蔵室でゆっくりと解凍すれば、ドリップを防ぎ旨みを損ないません。
電子レンジで解凍すると、加熱の具合にムラができたり、加熱のしすぎで風味がわったりして、愛犬が食べなくなってしまう可能性があります。冷凍庫から出して常温で解凍する方法も避けたほうがよいといえます。常温で解凍することにより内部と表面との温度差が大きくなって水分が出てしまったり、細菌が繁殖して傷んでしまったりするからです。
一方、ドライフードは水分含有量が少ないので、常温による自然解凍でも問題ありません。フードの温度が常温になったのを確認してから個包装から出し、愛犬に与えてください。
解凍後は、ドライフード、ウェットフードいずれも傷みやすくなるため日持ちがしません。24時間以内に消費してください。また、一度解凍した後の再冷凍は品質の劣化を招くのでしないようにしましょう。
ドッグフードを冷凍した際の消費期限
冷凍保存は製造元が推奨する通常の保管方法とは異なるので、品質が落ちる可能性があります。また、長期間冷凍することにより風味が変わり愛犬が食べなくなるリスクもあります。そういったリスクをできるだけ回避するため、冷凍してもなるべく早く消費したほうがよいです。消費期限の目安は、ウェットフードで2~3週間 、ドライフードで3ヶ月程度 です。