【現地レポート②】どんなときも、愛犬の「ごはん」を止めない。被災の渦中で繋いだバトン

2026/08/20

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  • 震源地・宇城市の倉庫被災から、徹夜の搬出・資材回収・作業ライン急造を経て翌日出荷再開を果たした舞台裏
  • 被災した現地スタッフに代わり、本社社員が一丸となって一箱ずつ手作業で商品とフードを送り続けた想い
  • 非常時だからこそ「いつものごはん」を届け続けることが、愛犬のストレスを和らげて命を守ることに直結するという強い覚悟

こんにちは。「健康いぬ生活」のNです。
前回の記事では、震源地にほど近い被災地のリアルな空気感や、日頃からの備蓄の大切さについてお伝えしました。
今回は、当時の混乱の渦中でスタッフがどのように動き、どのように前を向いて歩んできたのか、その舞台裏をお話しさせてください。

実は、私たちの「健康いぬ生活」は、『熊本馬刺しドットコム』という熊本の馬刺し専門店からスタートしたブランドです。
そのため、激しい揺れに見舞われた震源地・宇城市の冷凍倉庫には、当時たくさんの馬刺し商品と、全国のワンちゃんにお届けする大切なフードがぎっしりと並んでいました。
地震が発生した直後、宇城市の倉庫は停電し、棚から商品が崩れ落ちるなど過酷な状況に陥りました。
被災した倉庫の様子1
被災した倉庫の様子2

震源地・宇城市の冷凍倉庫から始まった、夜間搬出

「大切な商品を守る。そして、お待ちいただいているお客様に繋げ続ける。」
そう決意した倉庫のスタッフたちは、激しい余震が続く恐怖と闘いながら、暗闇の中で商品の緊急搬出を開始しました。電気も届かない中、冷凍の商品を溶かさないようにトラックへ積み込み、少しでも安全な合志市にある倉庫へと徹夜で輸送を繰り返したのです。

瓦礫の中から資材を回収。翌日の「出荷再開」にかける執念

無事に商品を合志市の倉庫へ避難させることができたものの、大きな課題が立ちはだかりました。商品を発送するためのダンボールや緩衝材といった梱包資材は、すべて危険な状態の宇城市の倉庫に残されたままだったのです。

「商品があっても、資材がなければお客様へ発送できない」
翌朝、連絡を受けたスタッフが宇城市の倉庫へ集結向かいました。安全を最大限に確認しながら全員で力を合わせ、崩れかけた倉庫から資材をひとつひとつ丁寧に運び出しました。

しかし、商品と資材を確保できたからといって、発送ができるわけではありません。避難先の合志市の倉庫には、出荷を行うための作業ラインやシステム環境が整っておらず、本来の出荷作業を行える状態からは程遠かったのです。
それでも、「なんとしても明日には出荷を再開する」という強い執念のもと、知恵を出し合い、急ピッチで発送ラインを作り上げていきました。
こうして全員が一心不乱に動いた結果、奇跡的にも地震の翌日には出荷体制を整えることができたのです。

いつもの笑顔を守るために。本社スタッフが総出で挑んだ手作業の梱包

しかし、本当の試練はここからでした。
普段、出荷センターで丁寧に梱包をしてくださっていた現地スタッフの皆さんも、ご自身やご家族が被災され、出社できる状態ではありませんでした。

「それなら、私たちがやろう」
急遽、本社の社員が現場へ駆けつけました。普段はパソコンに向かってお客様の対応や運営を行っている本社スタッフが、一箱一箱手作業で梱包を開始。

「待っているお客様・ワンちゃんが、今日もお腹いっぱい食べて元気になれますように」
被災されたスタッフさんの想いも背負いながら、慣れない手つきでも心を込めてテープを貼り、発送シールを貼り続けました。こうして私たちは、どんな困難な状況下でもお客様への出荷を止めずに乗り切ることができたのです。

命を守る。

私たちがここまでして「いつものごはん」を届けることにこだわった理由。それは、非常時において「いつものごはんを食べられること」自体が、愛犬たちの命を守ることに直結するからです。

大きな災害や突然の環境変化は、言葉の喋れないワンちゃんにとっても想像以上のストレスとなります。食欲が落ちたり体調を崩したりしやすくなる非常時だからこそ、普段から食べ慣れたフードでしっかり栄養を摂り、免疫力を維持することが何よりの防災であり、命を守る術になります。

「どんな困難があっても、いつもと同じごはんを届け続ける」
この当たり前の安心をお届けすることこそが、大切な愛犬の命を守る私たちの使命です。熊本の地から生まれたこの命のバトンを、私たちはこれからも決して止めることなく、全国の大切な愛犬たちへ届け続けてまいります。
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