愛犬を飼い始めたらまず何する?動物病院の選び方と畜犬登録・狂犬病予防の手続きガイド

愛犬との暮らしを快適にする「動物病院選び」と「必須手続き」

新しい家族を迎えた際、多くの飼い主様が「いつ、どこで、何をすべきか」という不安を抱えます。特に病院選びや行政手続きは、愛犬の健康と法的義務に直結する重要なステップです。

この記事では、実務的な視点から、確認しておくべき動物病院の選定基準と、効率的な手続きの手順を解説します。事前に備えておくことで、緊急時のリスクを最小限に抑え、安心できる生活をスタートさせましょう。


1. 初心者が確認しておきたい「動物病院」選びの3基準

住宅街の動物病院

地域で長く付き合える「かかりつけ医」を見つけることは、愛犬との穏やかな生活の基盤となります。事前に以下の3つの実用的なポイントを確認してください。

【実用チェックリスト】

  • ① 通院の利便性と救急体制: 自宅から無理なく通える距離(30分圏内等)か。あるいは提携している二次診療施設(高度医療センター)があるかを確認します。
  • ② 設備と得意分野の明示: 公式サイト等で、その病院が注力している分野や検査機器(エコー、レントゲン等)の情報が公開されているかを確認します。
  • ③ 診察時間と予約システムの有無: 待ち時間を短縮できるWEB予約システムの有無は、継続的な通院のしやすさに直結します。

2. 犬の飼い始めに必要な「2つの公的手続き」と手順

デスクで手続きを確認する飼い主

法律で義務付けられている手続きを迅速に終えることは、愛犬が万が一迷子になった際の身元証明にもなります。

① 畜犬登録(ちくけんとうろく)とマイクロチップ

生涯に1回、居住地の市区町村へ行う登録です。2022年6月より、販売される犬へのマイクロチップ装着が義務化されました。これに伴い、指定登録機関にマイクロチップ情報を登録することで、役所への畜犬登録とみなされる制度(ワンストップサービス)を導入する自治体が増えています。この場合、装着されたチップが従来の「鑑札」の役割を果たします。お住まいの地域がこの制度に対応しているか、役所のHP等で最新情報を必ず確認してください。

② 狂犬病予防注射の接種と届出

年1回の接種が義務付けられています。病院で接種後、発行された「注射済票」を役所に届け出る必要があります。病院によってはその場で手続きを代行してくれる場合があるため、事前に確認しておくと効率的です。


3. 夜間救急に対応する「緊急連絡先リスト」の作成

夜間の急な体調変化に対し、デジタルデバイスでの検索は時にタイムロスを生みます。確実にアクションを起こすため、アナログな「緊急連絡先リスト」を冷蔵庫等の目立つ場所に設置してください。

【必記項目:緊急連絡先シート】

  • かかりつけ医: 診察時間内・休診日の連絡先
  • 夜間専門救急: 24時間対応、または深夜対応の近隣施設
  • ペットタクシー: 深夜対応・大型犬対応の有無など

4. 結論:事前準備こそが愛犬を守る最大の鍵

「何かあってから動く」のではなく、「何もない時に整えておく」。これが、愛犬との穏やかな生活を継続するための鉄則です。

・実用的な項目で選ぶ「かかりつけ医」の確保
・迅速に完了させる「法的義務」の履行
・パニックを防ぐ「物理的な情報」の備え

これらのステップを一つずつ完了させることで、飼い主様自身の心の余裕が生まれ、それが結果としてワンちゃんにとっても最高の安心感に繋がります。一つひとつの積み重ねを、大切に進めていきましょう。