【住居・食事編】子犬お迎えまでに揃えるものリスト

「そろそろ、子犬を迎えたいな…」
あるいは、「もうすぐ新しい家族がやってくる!」というタイミングでしょうか。
ブリーダーサイトを眺めたり、ペットショップに足を運んだりと、想像するだけでワクワクする時間ですよね!
でも同時に、準備を進めようとしてこんな風に悩んでいませんか?
「グッズの種類が多すぎて、何が本当に必要なのか分からない…」
「『ケージ』と『サークル』って、一体何が違うの?」
初めての方も、久しぶりにワンちゃんを迎える方も、情報の多さに溺れてしまいそうになりますよね。そのお気持ち、痛いほどよく分かります。
「安物を買ってすぐに壊れてしまった」「サイズが合わなくて買い直し…」なんて失敗は、時間もお金も無駄にしてしまいます。何より、万全の状態で迎えてあげられないのは、親心としてとても不安ですよね。
そこで今回は、かつて私も悩み抜いた経験と、プロの視点から「これさえあれば初日は完璧!」という必須アイテムを厳選しました。
デザインだけでなく、長く使う上で大切な「掃除のしやすさ(家事ラク)」や、子犬の「安全(命を守る)」を基準に選んでいます。
これらを揃えれば、胸を張ってワンちゃんを迎えられますよ。
1. デザインだけで選ぶと後悔する?失敗しない「グッズ選び」2つの鉄則
いきなり商品をご紹介する前に、これだけは知っておいていただきたい「選び方の軸」を2つだけお伝えします。ここを間違えると、後で「使いにくい!」と後悔することになってしまいます。
①「インテリア性より機能性(掃除のしやすさ)」
リビングの雰囲気を壊さない、おしゃれなデザインを選びたい気持ち、とてもよく分かります。
ですが、子犬のうちは「とにかく汚すのが仕事」です。
おしゃれでも「隙間に汚れが溜まりやすい」「分解して洗えない」ものは、掃除のたびに腰に負担がかかり、ストレスの原因に…。
- 下のトレイが引き出せるか?
- 丸洗いできる素材か?
まずはこの「機能性」を最優先にしてください。結果的に、清潔で美しいリビングを維持することに繋がります。
②「『大は小を兼ねる』は嘘」
「すぐに大きくなるから」と、最初から大きなグッズを買おうとしていませんか?
実は体の小さな子犬にとって、広すぎる空間や大きすぎる食器は、「落ち着かない」「食べにくい」といったストレスの原因になります。
また、ケージの柵の隙間が広すぎて頭が挟まる…なんて事故も怖いです。
今のその子のサイズに合った「適正サイズ」を選ぶことが、小さな命を守ることに繋がりますよ。
2. 【住居編】ケージやクレートはどうする?リビングに作る「安全基地」3つの神器
では、具体的に「住居」に必要なものを見ていきましょう。昔の「放し飼い感覚」とは違う、現代の「室内飼育」における必須アイテムたちです。
専門用語も、分かりやすく翻訳して解説します!
①【生活の拠点】ケージ・サークル(愛犬専用のワンルーム)
「ケージ」や「サークル」と聞くと、「閉じ込める檻」のようなイメージがあるかもしれませんが、これはワンちゃんにとっての「自分専用のワンルームマンション」です。
- サークル: 囲いだけのもの
- ケージ: 屋根(天井)がある囲い
おすすめは「屋根付きのケージ」
最初はジャンプして脱走したり、上からの落下物があったりと危険がいっぱい。安全のために「屋根があるタイプ」を選びましょう。
また、中が「住居スペース」と「トイレスペース」に仕切られているタイプだと、寝床とトイレの区別がつきやすく、トイレのしつけが驚くほどスムーズに進みますよ!
②【寝室・移動】クレート(落ち着ける巣穴のようなハウス)
「クレート」という言葉、聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。昔でいう「キャリーケース(移動用カゴ)」のことです。
「狭くて可哀想…」と思われるかもしれませんが、犬はもともと狭くて暗い場所が大好きな動物。
今は移動だけでなく、ケージの中に入れて「寝室(ハウス)」として使うのが新常識なんです。
おすすめは「ハードタイプ(プラスチック製)」
布製はおしゃれですが、災害時の避難や、汚れた時の掃除のしやすさを考えると、頑丈なプラスチック製一択です。「ここに入れば安心」と教えておくと、病院へ行くときもストレスなく移動できます。
③【衛生・快適】トイレトレーとベッド(洗いやすさ重視)
最後は、毎日の生活に欠かせないこの2つです。
トイレトレー:イタズラ防止の「メッシュ付き」
子犬あるあるなのですが、トイレシーツをビリビリに破いて遊ぶのが大好きなんです。もし破片を飲み込んでしまったら大変!最初はシーツの上に網(メッシュ)カバーがついているタイプを選んで、誤飲事故を防ぎましょう。
ベッド:洗濯機で丸洗いできるもの
フカフカでおしゃれなベッドを選びたくなりますが、最初のうちはお漏らしや嘔吐で絶対に汚します。「汚れたら捨てる」ではなく「汚れたら洗える」丈夫なものを選んでくださいね。
3. 【食事編】健康はごはんで決まる!迷いがちな「ドッグフードと食器」の正解
続いては、小さな命をつくる「食事」の準備です。ここは迷わず、以下の基準で選んであげてください。
①【体を作る源】ドッグフード(最初はブリーダーさんと同じものを)
ネットで検索すると、たくさんの「プレミアムフード」が出てきて迷いますよね。
より良いものを食べさせたいお気持ちは素晴らしいですが、お迎え直後は「現在、ブリーダーさんやショップで食べているもの」をそのまま継続するのが鉄則です。
環境が変わるだけでも子犬にはストレスがかかり、お腹を壊しやすくなっています。食事だけは変えずに、安心させてあげましょう。
補足:切り替えは慣れてから
家に慣れてお腹の調子も安定してきたら、少しずつ、より体に良い「ヒューマングレード(人間も食べられる品質)」のフードへ切り替えていくのが、健康への理想的なステップです。
②【衛生管理】食器と給水器(傷つかない素材を選んで)
「食器なんて100均でいいわ」と思っていませんか?実は、素材選びが衛生面を左右します。
食器:陶器かステンレス
プラスチック製は、食べているうちに細かい傷がつき、そこに雑菌が繁殖してしまいます。重さがあってひっくり返しにくく、傷がつかない「陶器」か「ステンレス」を選びましょう。
水入れ:ノズル式給水器
お皿に水を入れると、元気な子犬はすぐにひっくり返して床が水浸しになります(そして滑って転んでしまいます…)。ケージの柵に取り付ける「ノズル式給水器」なら、いつでも清潔な水が飲めて、お留守番中も安心ですよ。
まとめ:準備万端ならもう安心!「お迎えグッズ」を揃えて、笑顔で当日を待ちましょう
ここまで、お迎え前に揃えるべき「住居・食事グッズ」をご紹介しました。
最後に、今日ご紹介したアイテムをひと目で確認できる「チェックリスト」をご用意しました。この画面をスクリーンショットして、ペットショップやネットでのお買い物にお役立てくださいね!
【保存版】子犬お迎え 必須グッズリスト
■住居・スペース- ケージ(屋根付き・仕切りありが便利)
- クレート(ハードタイプ・寝室用)
- トイレトレー(イタズラ防止のメッシュ付き)
- ベッド(洗濯機で丸洗いできるもの)
- ドッグフード(現在食べているものと同じ銘柄)
- フードボウル(陶器 または ステンレス製)
- 給水器(ケージに取り付けるノズル式)
これだけ揃っていれば、もう何も心配いりません。「いつ来ても大丈夫!」という安心感は、飼い主様の心の余裕に繋がります。
しっかりとした道具を揃えることは、飼い主様の「この子を一生守る」という決意表明でもあります。準備はもう完璧ですね。あとは、ご家族と一緒に「どんなお顔で来るかな?」とワクワクしながら、運命の日をお待ちください。
素敵な愛犬ライフのスタートを、心から応援しています!


