【トイレ・衛生編】子犬お迎えまでに揃えるものリスト

「住居」と「食事」の準備はバッチリでしょうか？
家具や家電が揃うと、いよいよ新しい生活が始まる実感が湧いてきますよね。

さて、今回はもう一つ、避けては通れない大切な準備についてお話しします。
それは、「トイレ・衛生用品」です。

初めてワンちゃんを迎える方や、久しぶりの子犬育てという方から、最も多く寄せられるお悩みがこちら。

「部屋中におしっこをされたらどうしよう…」

「獣臭くなったりしないかしら？」

正直にお伝えすると、子犬のうちはトイレを失敗しますし、汚すこともあります。これは成長の過程で誰もが通る道です。

でも、「正しい道具」さえ揃えておけば、片付けのストレスを劇的に減らし、トイレトレーニングの成功率をグンと上げることができるんです。

今回は、私の失敗談や、多くの飼い主様から伺った声を元に、綺麗なリビングを死守するための「衛生周りの必需品リスト」をご紹介します。

1. 失敗を減らし、床を守る！「トイレ周り」の3点セット

まずはトイレ環境です。「新聞紙でいいわ」というのは昔の話。今は吸水性や消臭力に優れた便利なグッズがたくさんあります。

前回の記事でも少し触れましたが、トイレトレーは「メッシュカバー付き」が鉄則です。
シーツをビリビリに破いてしまうイタズラを防ぐためですが、これがあるだけで「シーツの交換頻度」も減らせる（足濡れしにくい）ので、経済的ですよ。

そして、意外と忘れがちなのが「トイレマット（防水）」です。
トレーの下に一枚敷いておくだけで、万が一枠外にはみ出してしまっても、フローリングへの染み込みを完全に防げます。サッと拭けるビニール素材のものがおすすめです。

ペットシーツには「薄型」と「厚型」がありますが、子犬のうちは断然「厚型」をおすすめします。

消耗品なので「安い薄型をたくさん」と思いがちですが、交換の手間や消臭効果を考えると、最初は少し良いものを使った方が結果的に楽ちんですよ。お迎え当日は何枚も使うので、多めにストックしておきましょう。

次は、もし失敗してしまった時のための「お助けグッズ」です。ここをしっかり準備しておけば、粗相をされても余裕を持って対応できます。

失敗した場所のにおいが残っていると、ワンちゃんは「あ、ここがトイレか」と勘違いして、また同じ場所でしてしまいます。
粗相をしたら、すぐに「ペット用の除菌消臭スプレー」でにおいの元から消し去りましょう。

また、汚れたシーツやウンチを捨てるための「防臭袋（またはポリ袋）」も必須です。
人間の赤ちゃん用オムツ処理袋など、「驚くほど臭わない」高機能な袋を用意しておくと、ゴミ出しの日までストレスフリーで過ごせます。

子犬は、自分の足でおしっこを踏んだり、ごはんを口の周りにつけたりします。

最後は、ワンちゃんの身だしなみと、未来のお散歩デビューに向けた準備です。「散歩はワクチンが終わってからだから、まだいいや」と思っていませんか？実は、家の中での練習は初日から始まります。

トイプードルのような長毛種はもちろん、短毛種でもブラッシングは大切です。毛玉防止だけでなく、「体に触れられることに慣れさせる」という重要なしつけの時間になります。

用途に合わせて、主に2種類を使い分けます。

最初は皮膚を傷つけにくい、先が丸いソフトタイプのスリッカーブラシを選んで、優しく撫でる練習から始めましょう。

お散歩デビューはまだ先でも、家の中で「首輪やリードをつける練習」をしておくことを強くおすすめします。

いざ散歩解禁！となった時に、初めてこれらをつけると「なにこれ怖い！」と固まって動かなくなってしまう子がとても多いのです。
軽い素材のものを選んで、部屋の中でつけて遊ばせ、「これを着けると楽しいことがある」と教えてあげてくださいね。

トイレ・衛生編の準備リストをご紹介しました。最後にチェックリストをまとめましたので、ぜひご活用ください！

■トイレ・掃除

■ケア・散歩練習

トイレの失敗や汚れは、準備さえあれば怖くありません。
清潔で快適な環境を整えてあげることは、ワンちゃんの健康だけでなく、一緒に暮らす飼い主様の心の健康も守ってくれます。

「住居・食事」と「トイレ・衛生」。これでもう、準備に不足はありません！
あとは自信を持って、新しい家族を迎え入れてあげてくださいね。素晴らしいスタートになることを、心から願っています！！