
絶対に避けたい食べ物
人間の食べている食品の中には、犬には絶対に与えてはいけないものもあります。食べてしまった場合、中毒を起こして命の危険にさらされる可能性もあるので、日ごろから十分に注意が必要です。 ・タマネギ 「アリルプロピルジスルフィド」という物質が赤血球を壊して、貧血症状を引き起こします。 発症までには1~5日程度かかり、貧血で粘膜が白くなったり、黄疸が出たりする他、食欲不振や尿が赤くなるなどの症状が出ます。進行すると呼吸困難を起こし、死亡することもあります。 ・チョコレート チョコレートに含まれる「テオブロミン」という物質が犬にとっては毒となります。 中毒症状は、1時間~12時間以内にでることが多く、嘔吐やおもらし、下痢や筋肉の震えなどが起こります。進行すると筋肉が硬直して痙攣、昏睡などが起こり、死亡することもあります。 ・キシリトール 膵臓からインスリンが放出され、低血糖を引き起こします。ガムなどに含まれており、少量でも症状が出るため、間違って与えたり食品を放置しないように注意が必要です。 30~60分程度で、嘔吐や脱力感、よだれ、発作などの症状がでます。さらに進行すると、72時間以内に急性肝不全を起こす恐れがあります。 ・マカダミアナッツ 原因物質は不明ですが、通常6~12時間以内に嘔吐や脱力感、震え、腹痛などの症状が出ます。早いと1時間以内に出ることもあります。 ・ぶどう こちらもマカダミアナッツと同様で原因は不明ですが、食べてから24時間以内に嘔吐や下痢を伴う中毒症状が起きる可能性があります。万が一中毒性のあるものを食べてしまった時
中毒性のあるものを食べてしまった時は、速やかに動物病院へ行きましょう。自分で対処してしまうとかえって逆効果になることもあるので、自己判断をせずに医師の指示を仰ぎます。
犬に食べさせても良いもの
