
人間と同じように、ワンちゃんも太ってしまうことがあります。犬の肥満は人間と比べてさらに健康被害が大きいため、放っておくとワンちゃんが病気や体調不良に悩まされることも。そのため、しっかりとダイエットに取り組むことが必要です。
それには運動も大切ですが、ドッグフード選びも欠かせないところ。犬に良いドッグフードを選び、健康的なライフスタイルを目指しましょう。
犬の肥満はドッグフードが原因の場合が多い

「あれ、最近太ってきたかな?」と愛犬のぽっちゃりを感じたら、それはもしかすると、ドッグフードが原因かもしれません。犬は散歩をするなど運動量はしっかりしていますから、食事が原因になることが多いのです。
たとえば、ドッグフードを規定より多く与えていたりしませんか? 食べすぎは単純に肥満を誘因してしまうことになります。分量を見直す必要があるでしょう。
また、ドッグフードで注意しておきたいのは、分量だけではなく質も同じこと。現在ではじつにさまざまなドッグフードが販売されています。それは犬のサイズや犬種、好みが分かれているからですが、カロリーが高い、脂質が多すぎる、余計な添加物がたくさん入っているというものも。
カロリーが高かったり脂質が多すぎたりするものは、それだけで犬を太りやすくしてしまいます。低カロリーで栄養価の高いものを選ぶようにしましょう。それ以外にも、安価すぎるドッグフードは品質が低い可能性があるので要注意です。
余計な添加物がたくさん入っていて、結果としてワンちゃんの消化が悪くなったり、太りやすくなったりすることもあります。また、不要な原料が多く入っているゆえに、本当に摂取したい栄養分が不足していることも。
犬も人間と同じで、食生活によって太りやすくなったり、逆に健康的になったりします。だからこそ、ワンちゃんのことを考えてドッグフードを選ぶことがとても重要になるのです。
ドッグフードを選ぶときの基準

ワンちゃんの食事にはできるだけ気をつかいたいという話をしてきましたが、ではいったいどんなドッグフードを選べば良いのでしょうか。
それには、「副産物の少ないもの」「高たんぱくで低脂肪」「添加物の少ないもの」の3つのポイントに注目する必要があります。順番に見ていきましょう。
まず、副産物が少ないものを選びましょう。副産物とは、主に肉などを扱う場合に使われます。たとえば鶏の副産物といえば、鶏のなかで一般的に食肉として扱われている部分ではなく、食肉を加工する際に出てきた通常では捨てる部分、つまり副次的にできた余った部分のこと。
人間の基準でいうなら絶対に食べられないものなのですが、家畜やペットのエサには使われることがあるのです。副産物には、食肉には入らないような雑菌や余計な成分が入っているなど、衛生的にも健康的にもよくないものばかり。できるだけ入っていないものを選びましょう。
それから、高たんぱくで低カロリーのものを選ぶことが大切です。犬は肉食として知られており、肉に入っているたんぱく質が元気の源となっています。だから、たっぷりとたんぱく質が入っていることがドッグフードとしてとても重要なことなのです。
しかし、高たんぱく質ばかりにこだわっていると、カロリーが高くなってしまうことも。馬肉のドッグフードなど、高たんぱく質で低カロリーなものであれば、太りにくく栄養を豊富に摂取できます。
最後に、添加物が少ないものを選ぶことも忘れてはいけません。たとえばドッグフードは、ワンちゃんの食欲をそそるために、着色料で彩り豊かにしたり、香料を足したりしているケースも多くあります。
しかし、添加物は体に害を与えるもの。できるだけ避けたほうが良いです。最近のドッグフードは無添加のものも多く出ていますから、添加物の入っていないものを選びましょう。
ワンちゃんのドッグフードはいろいろな種類が販売されていますが、そのどれもがワンちゃんの健康に良いというわけではなく、ときには太りやすくしたり、健康を害してしまったりするものもあります。だからこそ、ドッグフード選びにはこだわり、ダイエットや健康を意識したものにするのが良いでしょう。
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